避難訓練について

今日は、火災を想定した避難訓練を行いました。避難訓練を行う意味は、言うまでもなく、地震や火事、水害といった様々な災害から自分の身を守ることです。災害が起きてから「どうしたらいいのか」を考えているようでは、もはや手遅れです。実際に避難訓練をしてみて問題点が見えてきます。ある日突然やってく災害に対処できるよう、想像力を働かして避難してほしいと思います。

私からは、講評として3つのことをお話しします。

1点目は、想定外を想定するということです。自然災害が非常に多くなっています。竜巻が起こる、バケツの水をひっくり返したような雨が降る、一晩で除雪が間に合わないほどの雪が降る、というのは、これまであり得なかったことです。最近は、このような自然災害が身近で起きているのです。想定外を想定して行動し危険から自分の身を守ってほしいと思います。

2点目は、他人事ではなく、自分事と考えることです。ニュースで、放火事件があって多くの命が奪われた、不審者が学校に侵入して多くの生徒が傷つけられた、マラソン大会で爆発物が仕掛けられ多くの市民が犠牲になった等の事件が過去に報道されました。他人に起こっていることは、自分にも起こりうることと捉えて、自分自身を守ってほしいと思います。

3点目は、危機には、迅速な行動が必要だということです。自分は大丈夫だと簡単に考えないで、状況を冷静に分析して、どう行動するのがベストかを判断し、適切で迅速な行動をしてほしいと思います。あと15秒早かったら助っていたのにということがないように、素早く非難することが重要であります。また、自分の命があって、はじめて人の命を助けられるものです。人の命も大切で気になるけど、まずは自分の命を守り抜くことを第一に考えて行動してください。

最後になりますが、今日は、福井南消防署から避難訓練の指導に来ていただきました。ご多用の中、ご指導をいただきありがとうございました。

5月31日(月)避難訓練にて 校長 山本 寛