今日から、令和3年度が始まります。新たな学年となり、新しい教室で、新しい仲間や先生と、新しい環境の中で過ごしていくことになります。

新型コロナウイルスの感染拡大の不安を抱えたままのスタートとなりますが、先生方が準備してくださった、感染拡大防止対策を十分に理解し、実践して、安心・安全な学校生活が送れるようにしましょう。

さて、昨日の入学式で、新入生の皆さんに、次のような話をしました。在校生の皆さんにも伝えたいので、紹介をして始業式の言葉に代えたいと思います。

「新入生の皆さんに、これから高校生活を始めるに当たって、心にとめてほしいことが一つあります。それは『皆さんには、無限の可能性がある』ということです。学校は、皆さんの可能性を引き出すために様々な学びの機会を提供します。それらに真剣に、そして謙虚に取り組んでください。一人で取り組むのが大変なら、縁あってここに集まった仲間とチームを作りましょう。それぞれ、考え方やこれまで育ってきた環境が違う仲間ですが、お互いを理解し、認めあって、切磋琢磨してください。きっと仲間がお互いの可能性を引き出してくれるはずです。

失敗することもあるかもしれませんが、真剣に取り組んだ後の失敗なら、得られるものは大きいということを忘れないでください。そして、失敗した時こそ、一層謙虚になり、まわりに助けを求めてください。そこには、経験豊富な本校の教職員がいます。遠慮しないで相談してください。きっと皆さんに寄り添って、熱心に支援してくれるはずです。成功や失敗をたくさん経験することで可能性はどんどん広がっていきます。ぜひ、こういった経験を三年間でたくさんしてほしいと思います。」

皆さんも、自分に与えられた無限の可能性を信じて、令和3年度をスタートさせましょう。みなさんの頑張りに期待しています。

 

                       令和3年4月8日

                       校長  山 本 寛