夏のうだるような暑さが嘘だったかのように、朝晩はひんやりとして、日中は過ごしやすい季節になってきました。早いもので、今年度も半分を過ぎました。
さて、今日は、最近、私が見聞きした皆さんの活躍から「目標、夢」に関するコメントを新聞記事の引用を含めて紹介します。
まずは、13年連続でウィンターカップ出場を決めた女子バスケットボール部です。留学生を含む精鋭を全国から集めた1年生軍団の工大福井高校に対し、3年生の意地とチーム一丸となって再延長を制した試合は感動でした。M主将「絶対にここで負けられないという思いだった。全員が一致団結して最後まであきらめなかった。チームでつかんだ勝利です。昨年届かなかったベスト8に入りたい」
続いて、男子バスケットボール部です。「これほどバスケに打ち込める環境はない」との思いでスポーツ専攻に入学したUさんを始め、3年生の仲間たちが中心となって日々練習に励んできました。栄冠こそ手にすることができませんでしたが、見事な準優勝です。45連覇中の王者北陸高校に対し、初の決勝の舞台で持ち味の攻撃を存分に発揮しました。T主将「本当に良いメンバーがそろって楽しかった。大学では相手として戦うのが楽しみ」
次に、金沢大学で行われたシンポジウムに参加し、足羽高校の多文化共生科における協働的な学びについて発表したAIS同好会の4人です。
3年生のSさん。「将来的には、帰国して日本語、英語、ポルトガル語の声優になりたいので、まずは日本で働いてお金をためたい。」
同じく3年生のIさん。「海外の大学でいろいろな文化圏のコミュニティーについて研究し、社会人経験を積んでから、足羽高校で英語の教員として働きたい。」
1年生のMさん。「大学で看護資格を取得し、バックパッカーでアフリカに行ってみたい。」
同じく1年生のFさん。「ブライダルの仕事に就きたい。大学に進学するか専門学校にするかは考え中です。」
そして、昨日行われた国際交流体験発表会で日本に来てからの体験を発表した2年生のTさん。「日本語と英語がペラペラになりたい。」
今ご紹介した皆さんは、それぞれに夢や目標があってたのもしい限りです。きっと本校での生活が充実していることでしょう。
最後に、その体験発表会で最優秀賞を獲得した鯖江高校2年生のコメントです。彼女はデザインを学ぶために今夏にフィンランドを訪問しました。「何気なく感じるデザインも、その土地の人や生活と密接に関わっている。留学経験を生かし、たくさんの人を笑顔にするデザイナーになりたい。」
皆さんの中に、特に1、2年生の中に、夢や目標が見当たらず、漫然と高校生活を過ごしている人がいませんか。是非、夢や目標を持って、努力を少しずつ始めてみませんか。この足羽高校で学ぶことが意味をもち、毎日がハリのあるものになることでしょう。
結びに、3年生はあと4か月で卒業です。卒業に向けて、ひとり一人が希望の進路を実現してくれることを願っています。先生方も精一杯支援してくださると思います。 1、2年生のみなさんは、間近に迫った新人戦に向けて、新チームで競技力向上に努めてください。また、インターンシップや近畿総合文化祭福井大会、各種コンクールなど、ひとり一人が有意義な経験を積み、一段と成長してくれることを大いに期待しています。