おはようございます。今日で1学期が終わります。

 始業式の時に、『皆さんには限りない可能性があります。その可能性を信じて、足羽高校の仲間と一緒に自分自身を成長させてほしい』という話をしました。皆さんは、1学期、本当によく頑張ったと思います。非常に落ち着いた学校生活を送り、部活動においては、立派な結果を出しました。

 さて、明日から、夏休みです。皆さんは、どんな夏休みにしようと考えていますか。3年生の皆さんは、就職や進学のためにしっかり勉強に取り組もうと思っていることでしょう。

 1、2年生の皆さんは、補習や部活動を中心とした生活になります。家の手伝いやボランティアをしようと思っている人もいるかもしれません。

 そこで、今日は、昨年の文化祭で書道部のみんなが書道パフォーマンスで書き上げた言葉を紹介します。

『努力をしない人に微笑む神はいない。努力をしたもののみ神様が微笑んでくれる可能性を手にできる。正解なんてないんです。』

 皆さんは高校生、まだまだ若い。だからこそ、目標に向かって過ごした1分1秒、自分の人生や未来を変えようとがむしゃらに努力した、その道のりや熱意、そして仲間への想い、それこそに価値があると思います。努力しても神様が微笑んでくれないかもしれません。しかし、結果はどうあれ、真剣に努力した経験や仲間との出会いがみなさんの未来をつくります。

 書道部の言葉は、家族や友達との時間を犠牲にして、勉強やスポーツ、芸術など、どんな分野でも自分の目標に向かって頑張るすべての皆さんへの応援メッセージです。明日からの夏休み、みなさんそれぞれが努力を惜しまず、充実した夏にしてください。

 来週からはいよいよ「パリ オリンピック」が始まります。チーム・ジャパンの活躍が楽しみです。個人的には、本校に赴任してからすっかり見る楽しさを覚えたバスケットボールや、千京先生の教え子でもあるバドミントンの山口茜選手に注目しています。日頃から熱心に練習しているみなさんにとっては、バスケットボールやバドミントン、ボクシング、射撃など、国内外の一流選手から刺激を受ける良い機会かもしれません。男子バスケットボール部のある3年生のゴールは「日本代表」だそうです。皆さんの中から近い将来、日の丸を背負って活躍する選手の出現を楽しみにしています。

 最後になりますが、ここにいるすべての皆さんが、健康や事故に気を付けて、8月28日の始業式に全員、元気で登校することを約束してください。1か月後、心身ともに成長した皆さんに会えることを楽しみにしています。