坂下 元 さん

2008年度 国際科英語コース卒業

足羽高校で、どんな学校生活を過ごしましたか。

勉強を頑張る人や、部活動に一生懸命な人など、いろいろな生徒がいて、入学した目的や卒業後の進路もさまざまでした。外国人の友達もいて、いろんな価値観に触れられました。先生たちは、それぞれの生徒のニーズに合わせて寄り添ってくれました。そうした先生たちの姿が、今の教育観に影響しています。多様性という言葉がありますが、高校時代にそれを実際に味わえたのが本当に良かったと、今でも思います。

進路実現のために足羽高校で頑張ったことは何ですか。

卒業後は大学に行くと決めていました。男子バスケ部で忙しかったのですが、良い成績を取ろうと勉強を頑張っていました。英語の授業だけでなく、国語の授業も好きでした。

足羽高校で思い出に残っていることは何ですか。

日常生活の楽しかったことをよく覚えています。購買で人気のハムチーズパンを買うために、4限目の後にダッシュしたこととか(笑)。購買から遠い教室だったので、授業が終わるのが待ちきれませんでした。3年間クラス替えがなくて、男子は7人だけだったんです。高校時代の友達は今も仲が良いし、人生で一番付き合いが長いですね。

男子バスケ部での経験も、今に影響していますか。

そうですね。部活って、突き詰めると楽しいだけじゃないと思うんですが、しんどくても乗り越えられたことが自信になりました。大人になって考えると、あれだけ一つに打ち込めることって、なかなかないと思います。今の自分の支えになっています。

仕事でうれしかったことを教えてください。

昨年度、教科担任をした生徒が、高校3年間の担任の娘さんだったんです。ある日突然、その生徒に「私のお父さん知ってますか?」って聞かれて(笑)。びっくりしたけど、とてもうれしかったです。そういえば高校生のとき、先生に娘さんが生まれて、みんなで祝った記憶があるんですよ。娘さんを通じて、少しでも恩返しできていたらいいなぁと思います。

足羽高校で頑張っている後輩たちへメッセージをお願いします。

自分の好きなことを突き詰めていけるのが、足羽高校だと思います。ぼくは、他の高校に行くか悩みましたが、バスケをしようと思って足羽に入りました。勉強や部活を突き詰め、たどり着いたこの仕事に、大変満足しています。どんなことも、一生懸命やればどこかにつながります。足羽の先生たちは、最後の最後まで見捨てずに支えてくれると思うので、安心して進路を悩んで、納得できる答えを探してください。

足羽高校への進学を考えている人にメッセージをお願いします。

足羽には、いろいろな目的でいろいろなことを学んでいる人がいます。そういう学校だからこそ、足羽でしか学べないことがあります。自分は行って良かったと思っているし、仕事で進路指導をするときにも「足羽はいいところやぞ」って言っていますね。