8月10日(火)、新潟市東総合SCでインターハイ女子バスケットボール競技の1回戦が行われました。本校は、和歌山県の和歌山信愛高校と対戦し、59-58(14-18 10-15 15-12 20-13)で惜敗しました。

1点を追う残り22秒。ベンチから指示が飛ぶ。「最後まで逃げるな。インサイドを突け」。相手守備の重圧をかいくぐり、足羽の主将清水美羽が放ったシュートは無情にもリングをかすめ、試合終了のブザーが鳴った。序盤から足羽ペースで進んだ。絶対的エースはいないが、5人が連動しながら豊富な運動量でパスを回した。激しいディフェンスでリズムをつかむと、林由夏がパワフルなドライブで切り込み、武藤楓奈伊藤希山田愛結らが得点を重ねた。リバウンドやルーズボールといった局面では粘りを見せ、速攻につなげた。3点リードで迎えた第4クオーターは残り4分で逆転を許したが、中川詩央里が5本目の3点シュートを射抜き、流れを渡さなかった。1点差負けに林監督は「最後にミスが出た。決めるべきシュート、とるべきリバウンドをしっかりとしないと勝てない。ボールへの執着心。ここを鍛え直さないと」と前を向いた。涙が止まらない清水主将は言葉を絞り出した。「ディフェンスから速攻。足羽らしいバスケを積み上げ、ウインターカップでリベンジしたい」と巻き返しを誓った。『福井新聞から』