【男子ハンマー投げ】

7月28日(水)に、福井市の9.98スタジアムで、陸上部の河野光訓さんがインターハイ男子ハンマー投げに出場し、44メートル90を記録しました。残念ながら、予選突破はできませんでしたが一生の思い出となる貴重な経験を積むことができました。念願の全国入賞は叶わず、全国入賞の夢は後輩に託すことになりました。

大遠投みんなのために

最終学年になった3年時に決心した。朝練だ。毎朝午前6時に起きて、自宅のある越前市から電車で登校。授業前に30分ほど、晴れた日には誰もいないグラウンドで黙々と投げ続けた。「朝のグラウンドって静かだし涼しいんですよ。1限目の授業は汗が止まらないけど集中して投げられる」いつも練習に付き合ってくれたのは、同じ種目の中嶋千尋(3年)。調子が悪いと感じたときに「もう朝練はいいかな」と思ったこともあった。でも、競い合いながら一緒に汗を流した中嶋がいたから、続けて来られた。「ちー君(中嶋)がいなかったら、インターハイ出場もなかった」と言い切れるほど、心強かった。・・・(中略)・・・切磋琢磨してきた相棒と、仲間の3年生は全国に届かなかった。中嶋は「自分の分まで頑張ってほしい」と思いを託す。「いろんな練習場所に連れて行ってくれた先生や両親に恩返しできるように」と河野。地元舞台で、感謝の大遠投を見せるつもりだ。『福井新聞から』

 

【女子走高跳】

31日(土)には、ダイナミックな跳躍が持ち味の期待のルーキー飯田美樹さんが女子走高跳に出場し1メートル61を記録しました。飯田さんは、「緊張しすぎて踏切が力んでしまった。もっとジャンプ力をつけて来年こそ入賞したい。」と初めて参加するインターハイを振り返りました。まだ1年生。伸びしろは無限大にあるので、来年に期待します。

「ありがとう」が力になる

陸上部マネージャー山崎未貴さん

敏腕マネージャーとして信頼が厚い、山崎未貴さんは唯一の3年生。「ちょっとした時の『ありがとう』が力になるんです」と笑顔で語る。小中学校時代に打ち込んだバレーボールでの経験が生きている。「周りをよく見ろと言われたので」。練習道具の準備や片付けなど、てきぱきとこなし「先に先に」を意識して動き回る。遠藤監督は「嫌な顔一つしない。言わなくても自ら動いてくれる」と感謝しきりだ。本来なら3年生マネージャーは、北信越大会で引退するが、「3年生の選手が8月まで頑張ると聞いたから、私も」と続投を直訴した。最後まで選手たちのサポートに全力を注ぐつもりだ。『福井新聞から』