始業式の時に、『自分に与えられた無限の可能性を信じて、そして夢や目標の実現を目指して、努力を継続してほしい。』という話をしました。

皆さんにとってこの1学期はどうでしたか。1学期の取組みを各自で振り返り、明日からの夏休みでは、2学期に向けて準備をしてください。

さて、第1学期の締めくくりにあたり、この4ヶ月の間に感じたことを話したいと思います。

まずは、真面目な態度で授業に、部活動に取り組んでいるみなさんの姿を多く見ました。

部活動においては、女子バスケットボール部、ライフル射撃部、美術部が全国大会出場、男子バスケットボール部、男女バドミントン部、陸上部が北信越大会に出場するなど、立派な成果を残しました。

また、本校に視察に来られた、他県の学校や教育委員会の先生方からは、授業や休み時間の様子を見て、「生徒たちが生き生きとしていますね。」「うらやましいです。」とお褒めの言葉をたくさんいただきました。皆さんが褒められるとわが子のようにうれしく思います。

一方で、問題と思われる行動が見られたことも事実です。思い当たる行動をした生徒は、今一度、自分自身を見つめ直してほしいと思います。

 皆さんの一つひとつの行動の積み重ねが、足羽高校の価値を決めていきます。足羽高校の価値が高まれば、生徒の皆さん一人ひとりの価値も高まります。

学校の価値は、全国大会へ出るなどの立派なことだけで高められるわけではありません。

〇足羽高校の一員としての自覚を持ち、決まりを守って生活すること。

○日頃の部活動にしっかり取り組み、一生懸命に試合をしたり、作品を発表したりすること。

○日頃の授業に真剣に取り組み、自分の将来のために自分を成長させること。

○希望する進路実現のために、就職試験や大学入試に全力で取り組んだり、資格試験に積極的に挑戦したりすること。

○学校祭を成功させるために、周りの人と協力して自分の役割をしっかりと果すこと。

など、当たり前のことを当たり前に行うことが学校の価値を高めることになります。

みなさんは、生徒指導部長の山田正典先生が始業式に言われたことを覚えていますか。「足羽高校を好きになってほしい。」ここにいる一人でも多くの皆さんが、足羽高校が好きになって、周りを巻き込みながら、当たり前のことを当たり前に行うことによって、足羽高校の価値を高めてくれることを期待しています。

最後になりますが、健康に気をつけ、事件や事故に巻き込まれることなく、8月21日の登校日には元気に登校してください。

校長 竹本俊穂