今年の夏は連日の猛暑で大変でしたが、皆さんにとって、この夏休みはどのような夏休みでしたか。様々な活動で充実した夏休みにすることができましたか。

今ほど、伝達表彰を行いましたが、各種大会や公民館祭りなどさまざまな場面で多くのみなさんが力を発揮してくれたことを大変うれしく思います。

また、大きな事故やけが等がなく、みなさん全員が元気に登校してくれたことに感謝します。

さて、去る22日にアスワオープンデーがありました。220人の中学生および120人の保護者の方が本校の様子を見て、体験して帰られました。来春の入試では、一人でも多くの中学生に選んでもらえることを期待しています。

その日に、私も各会場を見て回りました。その時、書道室で目に留まった作品を一つ紹介します。顧問の網谷先生によると、昨年度の学校祭で書道部の皆さんが書道パフォーマンスで書き上げた作品とのことです。

真ん中に「打破」と書かれています。

努力して結果が出ると自信になる

努力して結果が出ないとしても経験が残る

失敗を失敗ととるか

成功の為の一歩ととるかは

私たち次第だ

Nothing is impossible

話は少し変わりますが、25日に仙台で、惜しくも夏の甲子園大会で惜しくも2連覇を逃した仙台育英高校の須江 航(すえ わたる)監督の講演を聴く機会がありました。ユーモアを交え、監督の人柄がでている楽しい講演でした。その中で、「生徒にはどんどん失敗させる」と言われていました。講演の最後に、ご自身の著書を紹介されましたので、早速アマゾンで購入し、帰りの新幹線の中等で読みました。先ほどの書道パフォーマンスの言葉と関連するところを引用します。

「失敗があるということはなにかチャレンジしているということです。やるべきことを積み上げていったさきの挑戦は、たとえうまくいかなかったとしても、失敗の理由を検証することで学ぶことができます。そこには伸び代しかありません。人生はずっとトライ・アンド・エラーの繰り返しです。現状維持ははっきり言って衰退だと思います。」

私なりに整理しますと、今、取り組んでいることが失敗し、すぐに成功に結び付かないことがあるかもしれません。しかし、将来、自分が活躍しなければならない出番が必ず回ってきます。その時に力を発揮できるよう、今やるべきことを一生懸命に取り組んでほしいと思います。

今日から始まる2学期、みなさんの頑張りに期待をします。是非、いい顔をして過ごしてください。

まずは目前に迫った学校祭。皆さんの大活躍を楽しみにしています。

校長 竹本 俊穂