みなさん、おはようございます。

令和6年、西暦2024年の今年は元旦からお隣の石川県にて能登半島地震が発生し、1週間以上たった今でも現地では懸命の救出活動や救援活動が行われています。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りしますとともに、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。また、1日も早い復旧を願っております。

 みなさんが元気な姿で登校してくれたこと、足羽高校が通常どおりに始業式を行うことができることに感謝します。

さて、年末に行われた、全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)では本校の女子バスケットボール部が、インターハイの悔しさをバネに、昨年に引き続きベスト16に入る大活躍をしました。1回戦は、激しい守備からの速攻で第2Qから一気に流れに乗り、埼玉栄高校に93-84で勝ちました。竹内主将「全員がゴールアタックを意識できていた」。続く2回戦は、2年生コンビが牽引、第1Q、第3Qにインサイドで圧倒し、和歌山信愛高校に83-77で勝ちました。次の試合に向け、平野さん「泥臭くくらいついて勝ちたい」。その言葉どおり、目標であるベスト8進出をかけた3回戦では、過去に優勝2回、準優勝1回を誇る強豪の札幌山の手高校を相手に一歩も引くことなく、磨き上げてきた「走るバスケット」を最後まで貫き通しました。リードする場面もありましたが、残念ながら延長戦で惜しくも敗れ、勝つことはできませんでした。「走るバスケを40分間通すため、たくさん練習してきた。それはしっかりコートで発揮できた」竹内主将の言葉どおり、練習の成果が十二分に発揮できた見事な試合だったと思います。個人的には「日本一強い公立高校女子バスケットボール部」だと思っています。

ところで、女子バスケットボール部はこの1年間、「Change and Continue~変化と継続~」を日頃から意識して過ごしてきたそうです。バスケットボールの練習や戦術だけではなく、日常生活においても、良いところは「継続」し、より良くするために直したほうがいいところは「変化」させる。より高みを目指すための変化と継続。このことは、みなさん一人ひとりの生活や学習、部活動への取り組み方にも参考になると思います。

そこで、日本のプロ野球で選手、監督として活躍された野村克也氏が心を打たれ、大事にしておられた言葉を紹介します。

心が変われば態度が変わる。

態度が変われば行動が変わる。

行動が変われば習慣が変わる。

習慣が変われば人格が変わる。

人格が変われば運命が変わる。

運命が変われば人生が変わる。

心は考え方や意識としてもいいかもしれません。心が変われば人生が変わる、ということです。

 今日から始まる3学期、長所をより伸ばすために、あるいは短所を少しでも直すためにはどのようにするとよいか、どのように過ごすべきか、みなさん一人ひとり、自分の心に問いかけてみてください。皆さんの成長や活躍を楽しみにしています。

令和6年1月9日

校長 竹本 俊穂