修学旅行1日目 10月17日(火)

 10月17日(火)未明、暗闇に包まれた足羽高校を出発した修学旅行団は、無事に那覇空港へと降り立ちました。本日の沖縄の最高気温は28度と、まるで夏に逆戻りしたかのような陽気で、「ハイサーイ、沖縄!」と足羽の旅が始まりました。

 沖縄に到着してまず向かったのは、ひめゆり平和祈念資料館です。ひめゆり学徒隊とひめゆりの塔の刻銘者写真や遺品を眺めながら、自分たちと同じ年齢の生徒が病院に動員され命がけの活動を行ったことや、われわれと同じ年齢の教員が生徒とともに亡くなるまで奮闘した軌跡を目の当たりにし、教員も含め生徒自身も自分たちと重ね合わせながら、戦死者を追悼しました。

 その後、一向は沖縄平和祈念公園に移動。今度は、沖縄戦で亡くなった20万人余の名前が刻まれた平和の礎(いしじ)の中から、福井の礎を探し出し、戦争の悲惨さを再確認しました。

 バスの移動中はガイドの方から、「スパム」を「ポーク」と呼ぶ、戦後アメリカからもたらされた小麦文化から「そば」が一般化したなど、沖縄の食文化を楽しく学びました。こうした沖縄の文化に触れながら、平和の尊さを感じ、一団全員が充実した平和学習を終えました。

 その後国際通りに行き、「サムズアンカーイン」というステーキハウスで夕食を楽しみ、一日目のホテルに到着。明日はクラス別研修の予定です。長距離の移動で疲れた身体を十分に休ませ、万全の体調で明日に備えていきたいと思います。